看護師4年目からの転職は選び放題!だからって、天狗になっちゃダメ
更新:2023/04/12
[転職]こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!
看護師4年目の転職について、今回はお話しましょう!
「プリセプターにリーダー業務、いいように使われて、もう疲れた…」
「職場での人間関係にウンザリ……そろそろリセットしたい」
「今まで頑張ったから、もう転職してもいいよね?」
そんな看護師4年目の皆さんの声が聞こえてきます。
確かに看護師4年目なら、仕事の幅も広がり転職先も選び放題です。
今回はそんな看護師4年目の皆さんが、転職で失敗しない方法をこっそり教えちゃいます!
看護師4年目で転職を考える理由は、仕事の忙しさと人間関係
看護師4年目で転職を考える人が多いのは、何故でしょうか?
看護師も4年目にもなると、技術面も知識面も充実し、大抵の仕事はバリバリとこなせるようになります。
リーダー業務にも慣れ、新人教育やプリセプターをする事もあるでしょう。
片っ端から色んな仕事を任せられ、とにかく忙しいはずです。
新人から一貫して教育をしているような大きい病院は、まさに4年目からが即戦力です。
仕事も安心して頼めるようになるので、4年目ナースの業務量は増える一方なのでしょうね。
そんな4年目のナースが転職を考える理由は、業務の多さにお給料が見合っていないという不満や、これから先のキャリアアップについて考えた時、今の職場に不安を感じる点などにあるようです。
- 4年目の看護師が仕事を辞めたいと思う理由ベスト3
- 看護師4年目からは業務量が大幅アップ
- 仕事が大変な割にはお給料が悪いと感じる
- キャリアアップについて考える
4年目の看護師が仕事を辞めたいと思う理由ベスト3
看護師4年目のナースが転職を考える主な理由のベスト3は以下のような理由です。
- 第1位 業務量が多い
- 第2位 お給料が思ったよりも上がらない
- 第3位 キャリアアップについて考えたから
やはり、全看護師の転職理由からみても、1位と2位に関しては漏れなく上位に挙がってくる内容ですね。
そして、看護師4年目で転職を考える理由として特徴的なのが、3位のキャリアアップについて悩んだ結果、今の職場は自分に合っていないと思い、転職を考えたと言うものです。
看護師4年目からは業務量が大幅アップ
どの病院でもそうですが、新人看護師~2年目は看護師として一人前になるための修業期間です。
中央研修やOJTなどで様々な専門知識を学び、看護業務を覚えて行かなければいけません。
本人的には忙しいと思っていても、実際の業務量はたいしたことがない……というのが本音です。
しかし、3年目からは徐々に業務量も増え、4年目にもなると仕事に慣れてきますので、色々な仕事を任せられるようになります。
通常業務の量も増える上に、プリセプターとしての役割を担ったり、リーダー業務もするようになるので、尚更忙しくなる訳ですよね。
大抵の人からは、「プリセプターなんてやりたくない!」「リーダーなんてイヤ!」という声があがります。
人に教えるというのは、自分がきちんと理解していなければ教えられませんし、新人ナースに教える作業は、相手の理解度や反応を見ながら次のステップへ進めて行かなければならないので大変です。
また、リーダー業務は、一つ指示受けを間違うと大きなミスに繋がってしまいますから、それこそ責任重大です。
プリセプターが嫌、リーダー業務が嫌というのもわかる気はします。
仕事が大変な割にはお給料が悪いと感じる
看護師3年目のお給料がどれぐらいのものかというと、地域や病床数等の規模によっても違ってきますが、平均で300万円台後半だとされています。
看護師の平均昇給率は1~1.6%ですから、例えば年収380万円の人の場合は、昇給が1.6%あったとしても金額は386万円と6万円しかアップしません。
3年目と4年目ではかなり業務量が違うのに、基本給は年間6万円しか変わらないのです。
仕事量はガンガン増えるのに、お給料が増えないことほど悲しい事はないですよね。
業務量が増えたことで残業が増え、一見お給料が増えたように感じてしまうかもしれませんが、やはり基本給がさほど上がらないと言うのは問題です。
実は、看護師は4年目以降に転職することで、自分に付加価値を付け、お給料をつり上げられるのです。
年収が100万円近く増えると言う事例もありますので、転職を侮ってはいけません。
同じ職場に残っていては、給料が跳ね上がる事はまずありえませんからね……。
これから先、結婚や出産、子育てなどで夜勤や残業が出来なくなると、残業代は当てにできなくなります。
勿論のことながら、手取り額は激減します。
基本給はボーナスや退職金にも影響しますので、やはり高い事にこしたことはありません。
どうにかして基本給を増やしたいと考えれば、やはり転職をしようと考える訳ですね。
キャリアアップについて考える
看護師4年目ぐらいになると、今後看護師として仕事を続ける上でのキャリアアップをしたいと思いはじめます。
それは個人目標を設定する際に、自分でも今後の事を具体的に考えたり、先輩ナースから「そろそろキャリアップをした方が良い」とアドバイスを受けたりするからです。
そのため多忙な救命の現場や、ICU、HCU、CCCやSCUなど、機能分化された集中治療室で働きたいとか、様々な専門資格を取得するための研修に参加したいと思う人が出てきます。
一方で、「キャリアアップっていうけど、個人的には業務に慣れていくのに精一杯で、とても個人的に研修に参加している暇なんてない」とか、「ただでさえ残業ばっかりで休みもろくに取れないのに、これ以上自分の時間を削りたくない」という理由から、キャリアアップに否定的な人も出てきます。
キャリアアップをしたい人はキャリアアップ出来る職場に、そうでない人はキャリアを気にせず自分の時間を持てる職場に転職しようと考えるようです。
→4年目に入ったから、少しでも良い職場へ転職したい!という方はこちらをチェック!
看護師4年目が転職に有利な理由
看護師4年目の転職は、結論から言うと有利です。
看護師を募集している病院などは、看護師経験4年目以上であればほぼ問題なく採用してくれます。
そのため、看護師4年目からの転職は、就職先を選び放題だとされています。
その具体的な理由は大きく分けて2つあります。
- 看護師として即戦力になる
- これから長く働いてもらえ、職場に貢献してもらえると言う『伸びしろ』がある
看護師として即戦力になる
看護師になって1~2年目だと、看護師としてはまだ未熟な面が多くあるので、雇ってから改めて教育をしていかなければなりませんが、3年目以降は看護師として独り立ちし、色々な仕事ができ、即戦力になるというのが一番の理由です。
特に4年目以降であれば、リーダー業務なども出来るようになってきているため、基礎教育の手間も省けます。
入職した病院の運用を覚え、新しい職場に慣れてくれれば何の問題もないので、とにかく歓迎されます。
これから長く働いてもらえ、職場に貢献してもらえると言う『伸びしろ』がある
基礎看護の教育を他の病院で受け、4年目と言う脂がのった時期に転職して来てくれるのですから、採用側としては大歓迎です。
教育にかけるコストが削減できるうえに、これから長く働いてくれれば、委員会などでも活躍してくれるでしょうし、将来の管理職候補にもなってくれます。
病院全体の利益に繋がる上に、多方面で貢献してもらえることを考えると、かなり有難い人材だといえます。
また、今後キャリアアップをすれば、看護学生や職員の教育や指導にもあたってもらえます。
組織や人が発展・成長するための可能性を担う人材になってもらう訳ですから、そういう伸びしろを考えれば、採用時にお給料を高めに設定してでも雇いたい人材な訳ですね。
→4年目に入ったから、少しでも良い職場へ転職したい!という方はこちらをチェック!
看護師4年目で転職する時は、謙虚な気持ちを忘れないで
看護師4年目の転職者は即戦力になる上、これから長く勤めてもらい職場に貢献してもらえる可能性が高いので、かなりの高待遇で転職できる可能性があります。
しかしその一方で、一部の職員からは4年目の看護師は扱いづらいから、あまり雇ってほしくないという意見も出ています。
- 丁寧な指導をしているのに、一人前扱いされていないと思ってしまう
- 中には自分は何でもできると勘違いしている人もいる
- ちょっとした反発を生意気だと感じる先輩もいる
- 新しい職場では謙虚な態度を忘れずに
丁寧な指導をしているのに、一人前扱いされていないと思ってしまう
転職前に勤務していた病院で、後輩の指導やリーダー業務など様々な仕事を任されていた4年目のナースですが、新しい職場では「このマニュアルに沿ってやってみましょうか?」とか、「どの程度まで出来るか、チェックリストを付けてみましょう」というように、新入職員としての扱いを受けます。
これはラダー制などを導入している所では当たり前の事なのですが、その対応を「自分は一人前として扱われていない」と勘違いしてしまう人がいるようです。
特に転職先のナースの平均年齢が高い場合、ベテランナースが沢山いるので、より丁寧な指導をされることがあります。
しかし、転職前は一人前のナースとしてバリバリ仕事を振られていた訳ですから、そういう指導体制に対して「信用されていない」「出来ないと思われている」「バカにされている」と感じてしまうのかもしれません。
中には自分は何でもできると勘違いしている人もいる
ちょうど何でも一人で出来るようになった子供が、大人に対して「ひとりで出来るもん!」と反発し、大人の手助けを拒むことがありますが、実は看護師4年目ぐらいになると、ちょうどそういう行動が見え隠れする時があります。
先輩ナースが「一緒にやりましょうか?」と声をかけると、「あ、一人で大丈夫です」と答えて自分でやるのですが、結局は失敗し、自分のミスを棚に上げる人がいます。
「マニュアル通りにやったんですが、このマニュアルの方法が古いので、上手く出来ませんでした」とマニュアルのせいにしたり、先輩ナースに「前にも説明したけど」と注意されると、「そんな事、聞いてません」と平然と言ったりするのです。
私はこれを「生意気な子供現象」もしくは「反抗期現象」と呼んでいますが、看護師4~5年目にこの現象が多く見受けられます。
ちょっとした反発を生意気だと感じる先輩もいる
正直言って、看護師経験が20年を超えると、後輩の経験年数が2年だろうが4年だろうがさほど大差ないように思えてしまうのですが、1~3年目の看護師が素直なのに対し、4年~6年のナースはプライドが先に立つのか、言い訳が目立つようになる傾向があります。
看護師がミスをした事に対して言い訳をしたり、反抗的な態度を取る事に対して、あまり良い感情を抱いていない先輩ナースもいます。
自分がナースとして何でも出来ることをアピールしたいのは分かりますし、失敗したことで「出来ない子」認定されるのは避けたいというのも良く解りますが、些細な失敗に関して素直に非を認めないと言うのは、あまり褒められた言動ではありません。
先輩ナースたちには逆に嫌われてしまいますので、気を付けましょうね。
新しい職場では謙虚な態度を忘れずに
新しい職場環境に入ったら、経験年数はさておき、あくまでも新入職員なのだという事を念頭に置き、先輩たちのアドバイスは素直に聞きましょう。
「あの子は生意気だから教えるのは嫌だわ」と思われてしまったら、損をするのは自分です。
新しい職場では謙虚な態度で、学ぶ姿勢をアピールする事を忘れないようにしましょうね。
→4年間頑張ったから少しでも良い職場へ転職したい!という方はこちらをチェック!
看護師4年目で転職を上手にしたい人は、条件リストを作っておく
看護師4年目の転職者は様々な業務を一人でこなせるので、看護師として即戦力になり得ます。
また、これから先長く働いてもらえる可能性も高いので、看護学生や職員の教育や委員会などもしてもらえると考えると、かなり有難い人材だといえます。
そのため、転職先としては、採用時のお給料を高めに設定してでも雇いたい人材です。
希望をすればいくらでも転職先が見つかり、かなり有利な条件で転職先を探すことが可能です。
- 引く手あまたの今だからこそ、転職先に求める条件をまとめておく
- 情報収集し辛い時は転職コンサルタントに頼ると便利
引く手あまたの今だからこそ、転職先に求める条件をまとめておく
看護師4年目で転職を希望した場合、よほどの事がない限りは面接をすれば採用してもらえます。
とはいえ、せっかく転職したのに、「こんなはずじゃなかった!」と失敗して後悔するのは嫌ですよね。
ですから、自分はどういう職場に就職したいか、何を優先したいかという、転職先に求める条件をまとめておくことをお勧めします。
例えば、以下のような内容で、自分の希望する項目をまとめておきます。
- お給料は、基本給が前の職場よりも○万円以上は高い
- 残業が少ない(月の残業時間は○時間以下)
- 有休消化率が良い(平均50%以上など)
- 通勤時間は自宅から片道1時間以内(電車の乗り換えがない、もしくはマイカー通勤可など)
- キャリアアップを目指せる(支援制度がある)
- 人間関係が良い
……などです。
できれば、それらの項目の優先順位も決めておくと良いですね。
情報収集し辛い時は転職コンサルタントに頼ると便利
転職先に求める条件をまとめておくと、ハローワークやイーナースなどで検索をする時に便利ですし、担当者に聞かれた時もスムーズに答えることが出来ます。
しかし、ハローワークやイーナースでは転職先の情報を得たくても、細かい情報まで吸い上げる事は難しかったりします。
いくら時間をかけて情報収集しても、やはり個人では限界があると言えるでしょう。
どんなに器用な人でも、慣れない転職先探しは大変なのです。
そんな時に便利なのが転職コンサルタントへの依頼です。
あなたは転職先にどういう事を望んでいるのか、これからどんなキャリアアップを考えていて、お給料は基本給でどれぐらい欲しいのかなど、具体的にヒアリングしたうえで、豊富な転職先の情報の中からあなたに合った職場を紹介してくれます。
沢山ある転職先の中から、少しでも良い条件の場所を探すために、転職サイトの転職コンサルタントに是非相談をしてみてくださいね。
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執筆者情報
- ナースの楽園は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。
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