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訪問看護師に転職するためのノウハウを徹底伝授!

更新:2017/10/16

[転職]

訪問看護師に転職するためのノウハウを徹底伝授!

こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!

訪問看護師に転職したいけど、私でもできるのかな?訪問看護師の業務内容からお給料まで、その疑問にまるっとお答えします!

訪問看護師への転職は、これからもっと増えてくる!

看護師の仕事をしていると、良く先輩たちが話題にする「2025年問題」。これは少子高齢化の問題を抱えた我が国が今抱えている最も深刻な問題のひとつです。

他の国にはない、超ハイスピードで進む高齢化

現在国内の65歳以上の人口は3000万人を超えていて(国民の約4人に1人)、毎年どんどん増えています。

この状況の中、団塊の世代(約800万人います)が75歳以上となる2025年(平成37年)以降は、医療や介護を必要とする高齢者がもっともっと増える事が見込まれています。

目標は地域包括ケアシステムの構築と推進

そのため高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることが出来るように、「地域包括ケアシステム」の構築をしていくという事が必要になります。

要するに高齢者に介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域で医療や介護・生活支援などが受けられるシステム構築をしていくというのが国の方針です。

その要を担うのが、実は訪問看護ステーションの訪問看護師なんですね。ですから、訪問看護師の需要予測は、これからどんどん増えていくとされているんです。

東京や横浜・埼玉などの首都やその近郊では、看護師の求人や募集として、訪問看護師の求人特報やまとめが掲載されるなどしていて、その需要の多さが見受けられます。

訪問看護師に転職する際に気になる、その収入はいくらぐらい?

訪問看護師に転職をしたいと考えている看護師の理由としては次のようなものがあります。

1.病院での交代勤務(夜勤)に疲れたので日勤だけの仕事をしたい。
2.日勤だけの仕事としては、クリニック勤務よりお給料が良いから。
3.自分の知識やスキルを活かして、やりがいのある仕事がしたいから。
4.高齢者に関わることが好きなので、より生活に密着したケアがしたい。
5.人間関係に煩わされる事の少ない職場で、自分のペースで働きたい。
6.将来、自分で訪問看護ステーションを起業したいと考えているから。

理由は確かに人それぞれではありますが、訪問看護師の仕事はとてもやりがいのある仕事であることは確かですね。

訪問看護師の収入はクリニック勤務よりもかなり多い

上の理由にもあった、「日勤だけの仕事では、クリニック勤務よりお給料が良い」というのは本当で、通常のクリニック勤務では年収平均300~400万円なのに比べ、訪問看護師の場合は430万~550万円と収入はかなり良いことが判ります。

ですが、訪問看護師のお給料が良いのには歩合制やオンコール手当など、それなりの理由があり、労働条件も就職する職場により大きな違いがありますので、選ぶ際には気を付けなければなりませんね。

もっと高額な収入も得られる歩合制

訪問看護師の特殊性として、「歩合制」という給与体系があることが挙げられます。

こちらは固定給制や時給制とは異なり、実際に訪問した訪問件数によって収入が良くなるというメリットがあります。

1件の訪問につき、通常は4000円~6000円程度(中には1万円越えのケースもあり)ですが、それでも1日に6件訪問すれば30000円程度の収入があるので、自分でバリバリ稼ぎたいという方には向いていると言えます。

オンコール手当という臨時収入もある

また、勤務する条件内容によっても違いますが、訪問看護にはオンコール制度というのもあります。

こちらは通常は交代制になっていて、1件オンコール対応することで1000円~5000円の手数料が入ります。

この金額の差は実際にお宅に訪問して何らかの対応をしたかどうかにもよる様ですが、こちらも勤務先によって条件は異なりますので、転職の際にはきちんと確認しましょうね。

起業という手段もある

看護師の資格を最大限に利用できる手段としては「企業」という手段もあります。経営者を含めて常勤換算で2.5人いれば訪問看護ステーションを開業することも可能です。軌道に乗ればかなりの収入が期待できます。

良く聞く話では年収1000万円越え、規模が大きくなれば年商1億円越えなんていう話もあります。

将来的に起業したいので、基礎を学びたいから訪問看護師として転職してみたい……なんていう話もちらほら聞きますよ?

やりがい追い求めるなら訪問看護師への転職はお勧め!

転職したいという希望が多い人気の訪問看護師という仕事。

人気がある理由は、やはりその給与だけではありません。看護師として働く上で重要なのは、何といってもその「やりがい」ではないでしょうか?

自分がこれまで学んだ知識やスキルを活かせる職場

看護師として厳しい職場で歯を食いしばって頑張る理由。それは「人の役に立ちたい」という気持ちが根本にあるからだと思います。

今まで時間外に居残って研修を受けたり、院外研修に休みを割いて参加して研鑽してきた知識が、そのまま全て活かせる職場が訪問看護師という仕事です。

もちろん重要な医学的判断は医師の指示に従いますが、その場その場の患者さんの状況に臨機応変に対応するのは看護師ですので、自分の知識やスキルがそのまま活かせる、やりがいのある仕事ということが言えるでしょう。

患者さんやその家族にも深く関わる事ができる

病院で看護師として仕事をしていると、その業務量の多さや忙しさで中々ゆっくりと患者さんやその家族と会話することはできません。

ですが、訪問看護師の場合は、逆に患者さんとその家族に関わる事が主な仕事になります。

流れ作業的に仕事をするのではなく、その人の生活全般に関わりながら、どうしたらその人らしく生きていけるのかを考えて医療に関わりますから、まさに看護師の「やりがいそのもの」と言えるのではないでしょうか。

訪問看護師に転職したら、具体的にどんな仕事をするの?

では、訪問看護師として仕事をするとしたら、具体的にはどんな業務を行うのでしょうか?

勤務する訪問看護ステーションが何に力を入れているかにもよりますが、その業務内容は色々です。

看護師として行う様々な処置

これらが訪問看護ステーションに勤務した際に、【具体的に行う業務】と言えます。

*バイタル測定
*注射・血糖測定
*褥瘡管理(床ずれ予防や処置)
*人工呼吸器や酸素吸入などの医療機器の管理
*リハビリ
*身体ケア(体の清拭・口腔ケア・洗髪・入浴介助)→こちらは提携しているホームヘルパーに任せる場合もあります。
*食事介助や胃瘻管理
*服薬管理(薬のセッティングや与薬、服薬指導など)

小児ケアからターミナルケアまで、その範囲は広い

訪問看護ステーションは、乳児や小児をメインに行っている所から、ターミナルケアをメインで実施している所、精神に障害を抱えている方を中心にしている所など実に様々です。

勿論、全てを独りで行うのではなく、在宅医療チームを組んで医療や介護サービスを提供します。

医師、ケアマネージャー、ヘルパー、作業療法士や理学療法士等と連携し、出張入浴サービスなどのサービスとも連携を図ります。

全ての訪問看護ステーションのサービスが一律ではありませんので、自分の経験や興味のある分野を提供している施設を希望すると良いですよ。

訪問看護師に転職する際に注意するポイント!

逆に、訪問看護師になって「こんなはずじゃなかった」「やっぱり私にはムリ!」と思う人がいることも事実です。では、そういう人たちは具体的にどんな点が想像していた内容と違っていたのでしょうか?

良く聞くのは、自分で判断しなければいけない事が多いために、やりがいがある反面、責任が重くて自分には荷が重いと感じてしまうことですね。

加えて、勤務体制の問題としては、訪問件数のノルマが多くて体力的に辛かったり、オンコール待機が多くてプライベートな時間が持てないといった内容が多いようです。

事前にこの項目だけはチェックしよう!

……と、何となく想像できる内容ではありましたが、このような不満に直面する前に、求人情報を事前にチェックする際は次の事に気を付けましょう。

1.オンコール体制がある場合は当番は月に何回か?

スタッフの人数が少ないとオンコール対応の当番になる回数が増えてしまい、プライベート時間がなくなる危険性があります。

2.24時間体制かどうか

夜勤が嫌で転職をしたのにも関わらず、場合によっては24時間体制ということで夜勤が発生してしまう場合もあります。

3.一日平均何件訪問するのか?

1日の訪問件数が6件を超えると、体力的にかなりきつくなります。無理な訪問件数をノルマにされたりしないかをチェックする必要があります。

4.移動手段は何か

中には自動車を自ら運転し、訪問看護の際の交通費(燃料費や駐車場代)が自己負担なんていうブラック企業もありますので要注意です!万が一の事故の際も自分の責任になりますので、運転が苦手な人は特に気を付けましょう。

5. 重症患者や対応困難者をどれだけ抱えているか

訪問先で様々な判断をする場面に遭遇した時、医療判断に関しては医師にも相談できますが、重症患者や対応困難なケースを多く抱えているステーションでは、それだけ看護師の責任が重くなります。

自分の知識や経験を考慮して、負担にならない程度の患者層が多いステーションを選ぶようにしましょう。

訪問看護師に転職する時は、転職のプロに相談すると良い

訪問看護師の仕事は今も人気が出てきていますが、これからどんどん人気が出てくる仕事でもあります。

でも、これだけ色々な事に気を付けないと、ブラック企業に転職してしまって、気付けば病棟勤務以上の泥沼に……なんてことにもなりかねません。

オンコールの有無と当番の回数や勤務時間体制、1日の訪問件数や移動手段、重症患者数や対応困難な患者数など細かくチェックしなければいけない事が沢山あって、「訪問看護師に転職したくても、ちょっと自分では難しいかも……」と不安になる人もいるでしょう。

転職コンサルタントに任せれば安心

そうした心配を払拭してくれるのが、「訪問看護師」の案件をなるべく多く持っていて、コンサルサービスの質も高い転職サイトです。

転職コンサルタントに自分がどういう訪問看護ステーションに転職したいかを相談するだけで、転職のプロである転職コンサルタントが事細かく転職先の条件を聞いてくれます。

実際に訪問看護が売り手市場だという事で目を付けたベンチャー企業などが、訪問看護事業に乗り出して幅広く活動しています。ですが、中には医療や看護はそっちのけで、利益を重視するブラックな職場が多い事も事実なんですね。

そんな職場を誤って選んだりしないためにも、転職する際は転職サイトに登録して、転職コンサルタントを活用しながら、注意深く職場選びをする事をお勧めします。

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執筆者情報

ナースの楽園編集部
ナースの楽園編集部
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