看護師の転職時期は何年目がベストか?目からウロコの大分析!
更新:2018/10/29
[転職]こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!
看護師の転職時期は何年目が良いのかについて、今回は考えてみましょう。
「看護師になったものの、今の職場は正直合わない。でも、いつ転職したら良いのか判らない」
「本当は辞めたいのに、中々退職を切り出せない。本当の所、看護師になって何年目が転職に向いているのかを知りたい!」
「転職するなら、やっぱり一番有利な状況で転職したい!」
そんな悩めるあなたに、転職時期を知るためのとっておきの情報をお教えしちゃいます!
看護師の転職時期は何年目がベストか?ナース目線で考える
看護師の転職時期は何年目が良いのかを知りたいあなたは、一言でいうと心配性ですね?
看護師にとっての転職は、他の職種に比べると条件的にかなり恵まれているからです。
1991年のバブル崩壊以降、人員削減のために、一般企業への就職はかなり厳しい就職氷河期に突入しました。
バブル経済時代の超売り手市場の時は、企業が研修旅行と称して大学生を高級旅館に招待するなど、今では考えられない時代でした。
しかし、バブル崩壊後はまさに大逆転。
学生時代に企業から内定をもらえず、就職浪人の末にフリーターという人も珍しくない時代になってしまいました。
ここ最近、一般職もようやく求人倍率が上がり、44年ぶりに1.5を超えたと大騒ぎしています。
が、実はそんな就職氷河期であっても、看護師だけは有効求人倍率2.0を下回ったことがないのです。
2017年の看護師の有効求人倍率は全国平均2.7で、比較的看護師の多い東京都でも1.63、看護師飢餓と言われる愛知県に至っては4.11という高求人率です。
そんな万年売り手市場の看護師にとって、資格を取ってから何年目がより好条件で転職ができるのかを、具体的に考えてみましょう。
- 転職の際のお給料が目に見えて増えるのは、やはり看護師4年目以上!
- 求人の質(好条件の多さ)から考えると5年目以上が良い
- 新しい職場への順応性は5年目以上か1年目の新人ナースの方がある
- 人間関係の悩みや職場への大きな不満から転職を考えている場合は、即転職でもOK!
転職の際のお給料が目に見えて増えるのは、やはり看護師4年目以上!
転職の際に気になるのは、はやりお給料ですよね。
現実問題として、今の職場よりもお給料が良くなければ転職時の美味しさ半減です。
看護師1年目~6年目の経験年数で転職した場合を考えると、この給料アップの比率は、当然の事ながら 6年目>5年目≫4年目≫3年目>2年目>1年目 となります。(注: >はより多い、≫はそれよりもさらに多いという意味です。)
1~2年目での転職は、原則的に今の職場と転職先の基本給とあまり変わりません。
ただし、基本給そのものが良い病院を選べば、実際のお給料アップに繋がります。
3年目以降、特に4年目以上になると、転職する事でお給料はかなり上がります。
給料アップを第一優先で考えるのであれば、断然4年目以降の転職がお勧めですね。
転職をする際に現実的で、かつ一番のポイントになるのがお給料が上がるかどうかですが、次はそれ以外のチェックポイントについて考えてみましょう。
→看護師4年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
求人の質(好条件の多さ)から考えると5年目以上が良い
看護師の求人倍率が高いとはいえ、看護師を求める求人側には、看護師への待遇が良い優良病院もあれば、逆にブラック病院もあります。
それらをきちんと見極め、待遇の良い好条件の職場を選ぶためには、看護師側にもある程度の能力が求められます。
そういう点から見て、求人の選択肢の幅が広ければ広いほど、待遇の良い好条件の職場に就職することができます。
求人の件数が多く、選択肢の幅が広くなるのは圧倒的に看護師5年目からです。
看護師1年目~6年目の経験年数で転職する場合を考えると、この選択肢の幅の広さは、6年目>5年目≫4年目>3年目>2年目>1年目 となります。(注: >はより広い、≫はそれよりもさらに広いという意味です。)
看護師6年目ともなると、転職の際は好条件の求人を多く目にすることが出来ます。
→看護師6年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
新しい職場への順応性は5年目以上か1年目の新人ナースの方がある
新しい環境への順応性を考えると、まだ看護師としての知識が新しい1年目の看護師か、看護師としての知識も充実し、知識に応用が利いてくる5年目以上が転職に向いています。
6年目≫5年目≫1年目>4年目>3年目>2年目 といった具合です。(注: >はより良い、≫はそれよりもさらに良いという意味です。)
2年目~4年目の看護師になると、徐々にその病院の仕事に慣れ、独自の病院のやり方にちょうど染まる時期です。
自分では新しい環境にも問題なく適応できると思っていても、看護師になって一人で動けるようになった自分にある程度の自信を持つようになるので、新しい職場に転職しても、その知識がかえって邪魔してしまうのかもしれませんね。
→看護師5年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
人間関係の悩みや職場への大きな不満から転職を考えている場合は、即転職でもOK!
人間関係の悩みを、同僚や先輩に相談しても中々解決しない、今の職場への不満が大きくて我慢できないと言う人は、転職をする時期はやはり『今!』でしょう。
- 休みが取りづらい
- 疲労度が半端じゃない(寝ても疲れが取れない)
- 時間外労働が多い(サービス残業も多い)
- お給料が安い
- 職場の雰囲気が悪くて、毎日出勤するのが憂鬱
このような悩みがあり、ストレスが溜まっているようであれば、体調に異変をきたす前に、早めの転職を勧めします。
因みに、個人的な悩みから転職をしている率は 3年目≫4年目>2年目>1年目>6年目>5年目 の順になっていて、3年目が一番多く転職をしているようです。(注: >はより多い、≫はそれよりもさらに多いという意味です。)
→看護師3年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
→看護師何年目での転職が一番良いのか、詳しく知りたい方はこちらをチェック!
看護師の転職時期は何年目?採用側が本音で雇用したいのは…
看護師の転職時期は何年目であろうと、万年売り手の看護師業界では問題にはなりません。
それだけに看護師側が優位な状況にあり、採用側がどういう人材を求めているかまで考える看護師は少ないはずです。
そこで今回は、採用側のニーズに照らした転職の時期を考えてみましょう。
- 人事担当者が求めるのは、経験の少ない1年目~2年目の看護師
- 看護師の能力面で本当に欲しがるのは5年目以上の中堅層
人事担当者が求めるのは、経験の少ない1年目~2年目の看護師
実は同じ採用側の人間でも、看護部の採用担当か、事務部の人事担当かによって求めるものが違ってきます。
看護部側は、やはりすぐに現場の戦力となり、認定資格や専門資格を持ったスペシャリストを望んでいるのです。
しかし、事務部の人事担当側からすると、使えても使えなくても資格を持った1人の看護師という事に変わりありません。
ですからお給料が少なくて済む経験年数の少ない看護師を好む傾向があります。
要するに事務方の人事担当者が好む看護師の経験年数は、1年目>2年目>3年目>4年目>5年目>6年目という事になります。
新人ナースでも、転職の需要があるのはこういう理由なんですね。(注: >はより好まれる、≫はそれよりもさらに好まれるという意味です。)
ただ、新人教育にはそれなりのコストもかかりますので、年間の採用枠が各施設によって大体決まっています。
4月や10月といった時期を逃すと、採用枠は少なくなりますので注意が必要です。
→看護師1年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
→看護師2年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
看護師の能力面で本当に欲しがるのは5年目以上の中堅層
以前から看護師を多く抱える病院で問題になっているのは、中堅看護師層の不足です。
看護師は女性が多いので、結婚や出産で現場を離れてしまう事が多いためか、年齢にすると20代後半から30代の看護師が全体数に比べると層が薄くなります。
そのため、若い世代の看護師の現場指導に当たったり、様々な委員会や未来の主任・管理職候補になる中堅層のナースがどの病院でも不足しているのが現状です。
看護の現場が本当に欲しい人材は、5年目以上の中堅ナースなんですね。要するに、6年目≫5年目>4年目>3年目 の看護師を欲しいと思っている訳です。
勿論、1~3年目の若い看護師の方が体力もあり、病気をしにくいという意味で、進んで雇用をする施設もありますが、裏を返せばそういう施設はかなり多忙で業務量がハンパなかったりします。
→看護師5年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
→看護師6年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
→看護師何年目での転職が一番良いのか、詳しく知りたい方はこちらをチェック!
看護師の転職時期は何年目が、採用側と上手くマッチングするか
看護師の転職時期は何年目が一番採用側と被雇用側の条件がマッチするのでしょうか?
看護師を採用する側としては、採用の際、人件費以外に採用後にどれだけその人が職場に貢献してくれるかを考えています。
看護部の採用担当と、人事部の人間が
「あ~、今回はハズレだった……」
とか、
「いや~、久々の大当たりだね!」
と宝くじの当たりハズレのような会話を採用後にしているのは、まぎれもない事実です。
- 採用側はどのような人材を欲しがっているのか
- 認定や専門資格を持った看護師は引く手あまた
採用側はどのような人材を欲しがっているのか
採用側が欲しいと思う人材には、最低でも次の5つの項目があります。
- 即戦力になる人
- 組織に貢献してくれる人
- 長く継続して働いてくれる人
- 自身の健康管理がきちんとできる人
- 真面目に働いてくれる人
即戦力になる人
これは文字通り一人前の看護師として仕事をこなしてくれる人を指します。
組織に貢献してくれる人
上司からの依頼に、あれこれ文句を付けては拒否するような人は、正直言って要りません。
委員会や研修に参加し、看護研究などもきちんとしてくれる人が理想的です。
勿論、患者様に真摯に向き合い、職場の評判を良くしてくれるような人柄が望まれます。
長く継続して働いてくれる人
職を転々としている人は好まれません。
せっかく就職してもらったのですから、長く働いてくれる人が理想です。
自身の健康管理がきちんとできる人
日頃の健康管理が出来ず、不摂生で、直ぐに体調を崩して休むような人は困ります。
最低限の健康管理はきちんとし、突発の休みで他のスタッフに迷惑をかけない人が望まれます。
真面目に働いてくれる人
報告・連絡・相談は勿論の事ながら、ミスをした際に言い訳や嘘で責任逃れをするような人は嫌われます。
仕事に真面目に取り組み、いつも前向きな人に来てほしいと思っています。
認定や専門資格を持った看護師は引く手あまた
経験年数が少ないと、資格を取ること自体が出来ませんので難しい話ではありますが、どんな職場でも、専門的な知識を持ち、患者教育や職員教育に積極的に参加してくれる看護師は喉から手が出る程欲しい人材です。
その分野に精通した専門看護師や認定看護師は、そういう意味でも引く手あまたと言えるでしょう。
経験年数ばかり豊富でも、口が達者で向上心のないナースは嫌われます。
そういう評判の悪いナースは、ある程度の年齢になると継続雇用をしない方向で上層部が動きますので注意しましょうね。
→看護師何年目での転職が一番良いのか、詳しく知りたい方はこちらをチェック!
看護師の転職時期は何年目が理想的か?結果は5年目以上だった!
看護師の転職時期は何年目が良いのかについてお話してきましたが、いかがでしたか?
今の職場に対して大きな不満があり、ストレスがかなり溜まっている人は経験年数に関係なく転職をお勧めします。
しかし、そうではなく、ある程度我慢ができるのであれば、転職は看護師経験5年目以上がベストといえます。
- 5年目以上なら、文句なしで採用が決まる
- 様々な状況に対応してくれる看護師転職コンサルタント
5年目以上なら、文句なしで採用が決まる
看護師になって5年目以上であれば、即戦力にもなり、これから先、組織にも貢献してもらえるだろうという期待値がかなり高くなります。
勿論、3年目以上であれば採用枠が広がりますし、4年目以上ならお給料が高くなる比率も上がりますが、採用する側の期待値が5年目以上になるとより高くなるので、さらにお給料が上がる可能性大です。
以前の職場で何か大きな問題を起こしたとか、よほど勤務態度が悪くない限り、看護師5年目以上であれば、仕事を探すのに苦労はしません。
→看護師5年目での転職について詳しく知りたい方はこちらをチェック!
様々な状況に対応してくれる看護師転職コンサルタント
「でも、私はまだ看護師になって2年目なんだよね~」とか、「看護師6年目だけど、人前に立つのが苦手だから、期待されているのはわかってるけど、あまり委員会や目立った仕事はしたくないのよね……」と、その人によって様々な事情があるはずです。
誰もが今回話したような採用側の望む人材とは限りません。
でも大丈夫!もしあなたが少しでも転職を考えたのなら、迷わず、看護師転職サイトの転職コンサルタントに相談してみて下さい。
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執筆者情報
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