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看護師の産休や育休の正しい取り方をお教えします!

更新:2023/03/30

[日常業務]

看護師の産休や育休の正しい取り方をお教えします!

こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!

看護師の産休や育休についてが、今回お話するテーマです。

「そろそろ子供が欲しいけど、今の職場の状況じゃ産休も育休も取りにくいな…」

「子育て中に働けないのは経済的にちょっとキツい!」

など、出産・子育てと現実との折り合いに関する悩みは尽きませんね。

たしかに、看護師にとって産休や育休は取り辛いものです……

でも、自分や子供のためにも、その制度を知って正しく休みを取りましょう!

看護師の産休や育休がとり辛い理由って何?

看護師は産休や育休を取るとは自分からは言い出しにくいものです。

看護師とは、とかく働き者で、自分の身を犠牲にしても頑張ってしまうという性分を持ち合わせているからでしょうか。

でも、本当にそれで良いのでしょうか?

職場のスタッフや管理者からの無言の圧力

看護師であっても、女性ならば結婚して出産を迎えるのは当然と言えば当然の流れでしょう。

多くの看護師が経験しているはずです。

しかし、人は喉元過ぎれば何とやら……自分が出産した時の事など忘れ、他人に対しては無意識に厳しい目で見てしまっているのです。

例えば、看護師が多くいる職場であっても、何らかの理由で休みを取っていれば、その看護師は人数に含まれません。

つまり看護師数は実働時間で計算されるので、産休や育休中は人数としてカウントされなくなってしまうんですね。

すると病棟師長はそのやりくりをどうしようかと悩みますから、自然とその感情が表面に出てしまいます。

スタッフも同様で、スタッフの補充があるまでは少ない人数で業務を分担します

妊娠はおめでたいし、喜ばしい事と言う気持ちはあるのですが、「あ~、また産休やら育休で一人減るのか……」という気持ちになってしまいます。

妊娠した看護師は、そういう雰囲気を敏感に感じ取ってしまい、休み辛くなってしまうんでしょうね。

誰もあなたの体に責任は取ってくれない

でも、所詮人の感情なんて一時的なものです。

どう思われようと時間がたてば変わっていきます。

ですから正直言って妊娠した看護師は自分の体の事だけ考えていれば良いんです。

何らかの異常で流産なんてことになったら目も当てられません(実は、これが意外に多いんです……)。

妊娠したら、出産の6週間前から休みが取れます。

しかし、産前に関しては申告制で強制ではありませんので、希望があれば就業可能です。

出来るだけ他の看護師に迷惑をかけたくないと思っている妊婦さんは、大きなおなかを抱えて無理をして仕事をしようとします。

でも、万が一の事があっても誰も責任を取ってくれないのです。

実際に、切迫早産や勤務中に破水……なんてこともありますので、出産予定日の6週間前になったら早めにお休みに入ることをお勧めします。

クリニックなどのスタッフの少ない所は、産休や育休をくれない場合も?

看護師が多く勤務している病院などは、それでも産休や育休は取れますが、クリニックなど、看護師が1~3人程度の少人数で経営している所は、下手をすると産休に入ると同時に辞めてほしいと言われ、退職するケースがあります。

例えば産休や育休の期間だけ派遣などで看護師を確保できたとしても、その間も病院側から保険などの支払い義務が生じるからです。

そんな負担をするぐらいなら、辞めてもらった方が良いという安直な考えをする経営者もいるのです。

ですが、これはマタハラに該当する不当な解雇になります。

訴え出れば解雇はされずに済むかもしれません。

でも、「赤ちゃんを抱えながらそういう面倒な思いをするのはごめんだから」というのが正直な気持ちでしょうから、やはり皆さん泣き寝入り状態が多いようです。

もし妊娠する可能性があって、産休も育休も取りたいと思っているなら、早めに看護師数の多い施設に移る事も考えておきましょう。

→「これから妊娠を考えていて、大きめの施設へ移りたいと考えている人は、こちらをチェック!

看護師の産休や育休の詳しい期間

看護師の産休や育休について、次は期間に関する詳細をご説明します。

産前6週、産後8週の出産休暇

産休とは産前6週(42日)、産後8週(56日)で、事前に申請をすれば取れるお休みのことを言います。

産後8週に関しては母体保護として絶対に休まなくてはいけない期間となり、雇用側は働かせてはいけない決まりです(但し、経産婦側から希望し、医師の許可が出た場合だけは就労可能です)。

ですが、産前6週に関しては、本人が希望をすれば出産直前まで働くことが出来ます

少しでもお金が欲しいからとか、家に居てもすることがないからとか(本当は他のスタッフに気を使っているのかもしれませんが……)、本当に出産ぎりぎりまで仕事をする人も多いです。

でも……、あまり無理はしないようにしましょうね。

育児休暇は原則的には子供が1歳まで

看護師が同一の事業者に1年以上雇用されている場合(つまり同じ職場に1年以上いる場合)に申請をすることで子供が1歳になるまで(もしくは申請をすることで最長1歳半まで)育児休暇を取得することが可能です。

逆に就職して1年未満の方は、育休は取得できないのが通常です。

病院に託児所などがある場合は、育児休暇を取らずに勤務する人もいますが、母乳で育てている場合などはどうしてもこまめに授乳する必要もありますので、育児休暇を取る人が多くなっていますね。

申請する時期はいつ頃が良いの?

妊娠が判った時点で、師長には報告しておいた方が良いでしょう。

そうすることで夜勤を免除するなど、何らかの母体に優しい処遇を考慮してくれます。

産休や育休の申請に関しては、妊娠の安定期に入る5カ月以降にするのが普通です。

産前の休みをどうするか、また育休をどうするか、まだ迷っている人も多いでしょうが、事前にフルで休むことを申請しておき、状況を見ながら「もうちょっと仕事が出来そう」と調整する方が良いようです。

働くと言っておいて「やっぱり休みます」と言われるより、「休もうと思ってましたけど、やっぱり頑張って働きます!」の方が印象も良いですからね(勿論、休暇を短縮する場合の申請は必要です)。

→「これから産休や育休を取る方は、取る際のマナーと産休中の有意義な過ごし方をチェック!

看護師の産休・育休中のお給料ってどうなるの?

看護師の産休や育休中のお給料について、次にご説明します。

職場には在籍しているものの、実際に仕事はしていないので、もちろんお給料は発生しません。通常は欠勤扱いになります。

ですが、加入している健康保険や雇用保険からのお金の支給があります

具体的な支給額

産休中に、出産手当金として加入している健康保険から基本給の2/3が支給されます。

育休中も加入している雇用保険から育児給付金として基本給の1/2が支給されます。

また、ほとんどの職場は夏・冬のボーナスはありませんが、少しでもボーナス支給前に勤務していた実績があれば、その分の金額は支給されるようです。

もちろん育休に関しては長期の間休むことになりますので、その期間は支給はされないでしょう。

ごくまれにですが、育休中でもボーナスを支給してくれるという場所はありますので、そういう場合はラッキーだと思ってくださいね。

支給額の違いは何?

出産手当金や育児給付金の支給額は、それまでのお給料の支給額ではなく、あくまでも基本給に応じて支給されます。

ですから、実際に貰っていたお給料から考えて「だいたいこれくらい貰えるはず…」と思っていたら、意外に少なかったなんていう事もあります。

看護師の場合、その給料の多くが残業や夜勤手当などで占められているため、基本給はさほど高くない……なんてことが多いんですね。

ですから、支給されるのは、あくまでも「基本給の1/2~2/3」ということを覚えておきましょう。

社会保険料の免除には申請が必要

産休の期間中でも、通常は社会保険料の支払いは免除されません。

たとえ職場からの給料がゼロでも、引き続き保険料を支払い続けられてしまうのです。

育休中は以前から社会保険料が免除になるという制度がありましたが、実は2014年から申請をすれば産休中でも社会保険料が免除になるんです!(もちろん、申請しなければ免除にはなりませんのでご注意を!)

免除される期間は、原則として産前産後休業の「開始月」から「終了前月」までとなりますが、それでも嬉しい事ですね。(申請書は日本年金機構のホームページからダウンロードできます!)

退職者には出産手当金が出ないのでご注意を!

以前は退職日から6カ月以内に出産をした人や、退職時に任意で継続手続きをした人には出産手当金が支給されていました。

が、2007年以降から妊娠や出産を理由に退職した人には支給されなくなりました。

今の職場に居辛い、またはクリニックなどで辞めるように言われてしまったから退職をした……と言う場合は、出産手当金がでませんので、注意をして下さい。

→「これから産休や育休を取る方は、取る際のマナーと産休中の有意義な過ごし方をチェック!

看護師が産休や育休を取る際のマナーと産休中の過ごし方

看護師で産休や育休を取る皆さん!

「産休や育休は働く者の権利なんだから取って当たり前!別に挨拶なんて必要ないでしょ?」とか思っていませんか?

でも、それは大きな間違いです。

確かに働く者の権利として労働基準法にも定められていますので、それは権利と言えますが、同じ職場で働く者として、最低限のマナーと言うものがあります。

産休に入る前には挨拶を

これからお休みに入る前の人間として、挨拶は当然のマナーと言えます。

ましてや中には個人的にお祝いを用意したりする方もいるわけですから、挨拶も何もせずに休んで「何?あの人、礼儀知らずね!」と思われないようにしなければなりません。

産休や育休中に残っているスタッフは、休みに入る看護師が本来するべきだった業務を分担して行います。

そんな人たちに気持ち良く送り出してもらい、産休明けで復帰した際に、また気持ち良く受け入れてもらえるようにしましょう。

「しばらくの間、皆さんにはご迷惑をお掛けしてしまいます。本当に申し訳ありません。

頑張って元気な子を産んで、また帰ってきますので、その時はよろしくお願い致します」……と、休みに入る前は、感謝の気持ちを込めて、きちんと挨拶をしましょうね。

産休の有意義な過ごし方

看護師と言うのは、とにかく忙しくて毎日走り回っていますよね?

だから産休に入ってもすぐに暇を持て余してしまうのが現実のようです。

最初の1週間ぐらいはのんびり過ごしたものの、あとは何をしたらいいかわからない……なんて声も良く耳にします。

「すんごい暇なんで、やっぱり仕事しに行ってもいいですか?」などという電話をもらい、勘弁してくれ……という気持ちになった事もあります。

仕事に来たいという気持ちは有難いですが、それこそ何かあっては管理側の責任にもなりかねませんからね。

そこで、産休中の良い過ごし方をご提案しましょう。

1.ゆっくりと散歩をしながら、近所の公園を探す

これは子供が生まれた後に、子供と一緒に散歩をする場所として、どこの公園が良いかを下見するということです。

日中に小さな子供たちが遊んでいる状況を実際に見て、どの公園なら安全そうか、ママたちはどんな感じなのかを見ておくと良いでしょう。

「あ~、あそこはママたちの雰囲気悪いから、少し遠いけど、あっちの公園にしようかな?」なんて考えてみるのもいいかも……。

2.かかりつけの小児科を探しておく

出産する病院の小児科が遠い場合、近所の小児科クリニックや夜間・休日診療所(市区町村設営の夜間・休日のみ診察をしてくれる場所・一次救急のみ)を事前に見ておくと、出産してからの心配事がひとつ減ります。

また、各市区町村では、夜間・休日の救急当番病院(二次救急病院)を紹介した一覧表なども配っていますので、要チェックですね。

3.ベビーカーでの移動経路や場所を確認しておく

普段から車で移動する場合はそんなに心配はしなくても良いのでしょうが、そうでない方はベビーカーで移動する手段を散歩しながら見極めておきましょう。

例えば、駅のエレベーターはホームのどこにあるのか?歩道が斜めになっておらず、広めで歩きやすいルートはどこか?ベビーカーで立ち寄れるカフェはあるかなどを下見しておきましょう。

4.保育園や一時預かり所、赤ちゃん広場などの下見に行く

病院内に24時間の託児所がある場合は問題ありませんが、そうでない場合は保育園や一時預かり所なども探しておく必要があります。

また市区町村が運営している赤ちゃん広場は、年配の子供大好きな年配者が相手をしてくれる場所です。

事前にどういう人がいて、どんな感じなのかを見ておくことも安心に繋がりますよ?

→「これから妊娠を考えていて、少しでも良い環境を求めている方は、こちらをチェック!

看護師が産休や育休を取ったり、子育てをする環境として不満を感じたら?

看護師の産休や育休は、先に言った通り、その職場風土的に産休や育休に対しての考え方が後ろ向きで、取ってはいけないような雰囲気があったり、クリニックのように看護師の数が少なくて中々取れずに、退職を余儀なくされるケースも中にはあります。

クリニックで働くのも、大きな病院で働くのも、どっちも同じ看護師なのに、産休や育休がまともに取れないという職場なんて、正直言って最悪です。

ストレスなく産休や育休が取れる職場環境へ移るべき

すでに妊娠が発覚していて、今の職場で出産を迎えなければいけないという人は、今やめてしまっては出産手当が支給されません。

ですから歯を食いしばって、周囲になんと言われようと産休や育休を取るべきです。

しかし、まだ出産まで1年以上猶予がある方は、出来れば産休や育休が取りやすい職場環境に転職することをお勧めします。

出産や子育ては人生の大イベント!

看護師の資格さえあれば、正直どのような職場へでも移れます。

どこででも仕事は出来るのです。

しかし、自分の人生において、妊娠や出産は文字通り大イベントです。

人生の中でそう何度もあるわけではありません。

ですから、少しでも自分の余裕をもって休みを取れる職場が一番お勧めです。

加えて産休や育休の制度がしっかりしている職場は、それ以外の福利厚生もしっかりしているのが普通です。

託児所や24時間保育室が完備されている職場や、授乳室が整備されている職場、中にはママナースが安心して働けるように、院内保育室に看護師や栄養士を配置している場所もあります。

子供が熱を出したからと言って急に呼び出されたり、離乳食やおやつを持ち込まなければいけない所は大変ですからね……。

出来る事ならば、そういう福利厚生の良い、就業環境の良い職場へ転職することをお勧めします。

産休や育休を目的に転職するなら、やはり転職コンサルタントがお勧め

そうは言われても、何処の施設が福利厚生が充実していて妊婦に優しいか等は、面接だけでは中々判断できません。

出産手当金や育児給付金の支給額が少しでも多く貰えるように、基本給の良い病院へ移りたい産休や育休の制度がきちんと充実している職場に移りたいと思っても、書面には書かれているが、いざ取ろうとしたらスタッフに白い目で見られて取れなかった……なんて事が無いようにしたいものですよね。

そんな時こそ転職サイトの転職コンサルタントが役に立ちます。

転職コンサルタントなら、産休や育休の取得状況もくわしく確認してくれますし、職場の雰囲気なども調べてくれますので、手っ取り早くて安心ですから、とてもお勧めですよ。

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執筆者情報

ナースの楽園編集部
ナースの楽園編集部
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