新人看護師が睡眠時間に悩む…こんなところに打開策があった!
更新:2023/03/31
[悩み, 新人看護師]こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!
新人看護師の睡眠時間についてが、今回のテーマです。
新人看護師はとっても大忙し。
家に帰ってもやる事だらけで結局睡眠時間を削るしかありません。
そんなあなたが睡眠時間を確保するための方法をお教えしましょう。
新人看護師は睡眠時間が不足している人がほとんど
新人看護師で睡眠時間が足りている人は、実は少数派です。
看護学生時代は勉強に追われ、試験に追われ、実習記録に追われ、中々睡眠時間が確保できなかった新人看護師が、今度は仕事に追われ、研修に追われ、家事や子育てに追われて睡眠時間が削られている現状があります。
一体、いつになったら思う存分眠れる時が来るのでしょうか?
新人看護師の睡眠時間はやはり平均以下
日本人の平均睡眠時間は、年齢によっても違いますが、概ね7時間半~8時間とされています。
仕事が忙しい世代でも約7時間は取れているのですが、看護師の場合は5~6時間、新人の場合は5時間前後と言われています。
思っていた通り、やはり睡眠時間がとても少ないんですね。
新人看護師の睡眠時間が少ない理由
新人看護師が中々睡眠時間を取れない理由としては、「新人のうちは仕事の振り返り(復習)や勉強をしなければならないから、思うような睡眠時間が取れない」「夜勤にまだ慣れていないので、夜勤前も夜勤明けも上手く睡眠時間が取れない」「仕事で緊張しているから、上手くリラックスできず、寝付けない」など、様々な理由があります。
要するに生活のほとんどに仕事が影響していて、睡眠時間が取れていないということになります。
以前は看護師の仕事というのは3K(キツイ・汚い・給料安い)と言われていましたが、最近では9K(上記の3Kに加えて、帰れない、危険、過酷な労働環境、休暇が取れない、婚期が遅れる、化粧のノリが悪い)と言われています。
少なくとも加わった最初の4項目が睡眠時間が少なくなってしまう理由に関係しているようですね。
新人看護師の睡眠時間を確保するには切り分けが必要
新人看護師の睡眠時間の話だけではなく、これは看護師全般に言えることですが、責任感の現れなのか私生活でもその意識は常に仕事に向いています。
明日はリーダー業務だからお酒を控えようとか、手術件数が多くて休めないから遠出は控えようとか、例え休みの日であっても翌日の仕事の事を頭に思い浮かべているはずです。
自己犠牲の精神が睡眠時間を削る
看護学生のうちから、全ては患者さんのため……と博愛精神を刷り込まれていますので、自分の時間を犠牲にしてまでも患者さんのために何ができるかと考えてしまう癖がついています。
これが看護師の職業病のようなもので、睡眠時間を知らず知らずのうちに削っていることを自覚できていません。
まずは仕事と私生活の切り分けが大事
「新人のうちは仕事の振り返り(復習)や勉強をしなければならないから、思うような睡眠時間が取れない」「仕事で緊張しているから、上手くリラックスできず、寝付けない」というあなたは、まずは仕事と私生活で気持ちを切り替えることが大切です。
要するに、一歩職場から外に出たら仕事のことは考えないようにするという習慣を身に着けていく事が大切なのです。
勉強が必要な時は時間を決めて取り組む
新人看護師の場合は、どうしても病気の事や処置のことなど、様々な勉強をしなければなりません。
職場で勉強をするのは難しいのでやむを得ず自宅で勉強するということも多いでしょう。そうしなければ、あの子は勉強しないと思われてしまいます。
そういう場合は、何時から何時までと勉強に費やす時間を決めて取り組みます。
それでも自宅にいるとどうしても切り分けが難しいという方は、自施設内や公共の図書館など、自宅の外で勉強をするという方法もあります。
勉強ノートを上手に使い、勉強をするスケジュールを立てたり、どの程度達成できたかのチェックリストを付けたりします。今日は何時間した、明日は何時間する予定…と勉強ノートに記載して見える化していきます。
そうすれば自分の安心感にもつながりますし、時間の切り分けがし易くなると思いますよ。
新人看護師の睡眠時間は夜勤前後だとどのぐらいが最適なの?
新人看護師が睡眠時間を上手く取れない原因となりやすい、夜勤。
夜勤にまだ慣れていないので、夜勤前も夜勤明けも上手く睡眠時間が取れないという方は、どうすれば良いのかを考えてみましょう。
夜勤のタイプによっては対応策も違う
夜勤が3交代制の場合は比較的勤務時間が短いために、夜勤前の睡眠時間も2~3時間と短くて済みます。
夜勤明けの場合は、準夜であればいつもの自分の睡眠に合わせて数時間取れば構いません。
ただ、深夜明けの場合は、あまり眠りすぎてしまうと夜眠れなくなってしまいますので、3~5時間程度が良いとされています。
ですが、問題は2交代制の場合です。
夜勤に入る前は中々睡眠を取るのが難しいという新人看護師が多い事もまた事実です。
こういう場合は、夜勤中のミスを防ぐためにも、勤務中の仮眠が必要だという研究データが出ています。
そのため、夜勤中に2時間以上の休憩時間を設け、最低60分程度の仮眠を取ることが理想だとされています。
事実、看護協会の労務政策部からも、夜勤中に仮眠が取れるように環境を整備して下さいという通知が届いております。
仮眠を取る前に出来る事って何?
仮眠を効果的に取れるようにするには、食事の内容とタイミングを考慮すると良いと言われています。
まず食べるものは消化の良いものを選び、油っこいもの、刺激の強いもの、カロリーの高いものは控えます。
また深夜帯で仮眠を取る場合は、食事は仮眠の3時間以上前に摂ると、胃腸障害や代謝障害・肥満も避けられるので良いでしょう。
新人看護師の睡眠時間確保は本当に大変
新人看護師が睡眠時間を確保するのは本当に大変だと思います。
新人の場合はかなり沢山の勉強をしないといけませんし、家庭の主婦の場合は家事や子育てもしなければなりませんからね。
大変でも睡眠時間を確保しなければいけない訳
ご存知の通り、看護師の仕事は高ストレスで心身供に大きなストレスを抱えています。
このストレスを消化していくために、脳は睡眠時間を欲しているのです。
人間の脳がストレスを整理し消化するのに必要な睡眠時間は最低でも7時間は必要だと言われており、それは様々な研究で立証されています。
要するに睡眠時間が不足すると脳にどんどんストレスが蓄積し、それが徐々に体に悪影響を及ぼしてくるんですね。
侮ってはいけない睡眠不足
実は私の平均睡眠時間は、平均4~5時間でここ数十年頑張ってきました。
仕事量も半端ではなく、色々とスキルアップするために勉強も必要でしたので、必然的に睡眠時間が短くなってしまったわけですが……。
40歳を過ぎるころから、徐々にストレスが体を蝕んできます。
ストレスが原因と言われる病気で手術を繰り返し、喘息やメニエル症候群になり、最終的には心筋梗塞(軽くて済みましたが…)です。
ここまで来て初めて産業医の診断を受け、産業医から病院側に「なんとかしなさい!」勧告が出たわけです。まぁ、要するに過労死寸前だっただけですね。
『睡眠時間は大事』だと自分でも分かっていたのに、この時カウンセラーに言われたのが「最低7時間は睡眠を取らないと、ストレスというのは消化が難しいんです。今のライフスタイルを見直さないと死にますよ?」でした。
このカウンセラーの言葉を、今記事を読んでくださっているあなたにも、そのまま捧げましょうね。
睡眠時間を確保してから他のやるべきことを逆算してスケジュールを組む
例えば、1日7時間……どうしても無理だったら最低でも6時間の睡眠時間が取れるように寝る時間を設定します。
そして、そこからやるべきことを逆算して、自分のタイムスケジュールを組むことをお勧めします。
要するに睡眠時間を取るために他の事をどうにかするのではなく、自分の健康を保つために、睡眠時間を確保してからそれ以外の時間内でやるべきことを片付けるようにするという逆転の発想です。
それだけ、睡眠時間の確保は大事という事ですね。
新人看護師で睡眠時間を確保するのは難しいという方は
新人看護師で睡眠時間をどうしても確保出来ない、現状を変えられない、という方はどうすれば良いのでしょうか?
看護師の9Kでもある「帰れない」「過酷な労働条件」があり、どうしても睡眠時間が確保できないということはあります。
私が知っている看護師仲間には、朝5時に起きて7時には病院に着き、家に帰るのは10時過ぎという人がいました。
そんな頑張り屋さんの彼女も、とうとう鬱状態になり、毎日どうやって死のうかと考えるようになったそうです。
結局仕事を辞めて、今はメンタル的にも復活はしていますが、やはり睡眠時間を確保するには職場環境というものは重要です。
職場環境のせいで睡眠時間が確保できないというあなたには転職がお勧め
どんなに頑張っても、職場から帰るのは遅くなってしまうし、持ち帰りの勉強も多くて睡眠時間が取れなくてキツイと思っているあなたには転職がお勧めです。
人員不足で一人一人の業務量が増えてしまっているのに、それが改善できないのはやはり問題です。
夜勤で仮眠ができる環境を整えるように通達が来ても、仮眠が取れない環境のままでいるケースも、やはり職場に問題があります。
思い切って転職コンサルタントに相談してみよう
「でも、人員不足にならないように常に改善しているかなんてわからない」「でも、仮眠がきちんと取れるように対策をしているかなんてわからない」と、不安に思うかもしれません。
ですが、そういう時こそ相談に乗り、あなたに代わって調べて手助けをしてくれるのが転職コンサルタントです。
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執筆者情報
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