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新人看護師の夜勤導入開始の時期は、いつからが目標でしょうか?

更新:2023/03/29

[新人看護師]

新人看護師の夜勤導入開始の時期は、いつからが目標でしょうか?

こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!

新人看護師の夜勤導入開始の時期について、いつからが目標になるのか?詳しい時期やその詳細についてお教えします。

新人看護師が夜勤に入るには不安がつきもの…不安を軽減する方法とは?

新人看護師が夜勤に入る事は、看護師としてまず乗り越えなければいけない第一の関門です。

入職して少し経つと、いつから夜勤に入れるようになりたいか個人目標を設定します。

しかし、その目標通りに夜勤に入れるかどうかは、かなり個人差があります

新人看護師は夜勤に入ると考えただけで、怖くてたまらない

それまではプリセプターや先輩看護師に見守られて仕事をしてきたのに夜勤に入ればそうはいきません。

日勤帯と比べると、圧倒的に少ない人数で、様々な出来事に対応していかなければなりません

自分が本当に目標通りに夜勤に入れるのか?という不安がある反面、他の仲間に比べて夜勤に入る時期が遅れたりすると、どうして自分だけ夜勤に入れないのかと、相反した不安感に苛まれます

まぁ、新人看護師の場合は、夜勤に入ると考えただけで、どっちに転んでも不安だらけで、怖いんですよね。

新人看護師だけじゃない、先輩だって夜勤は不安

じゃあ、先輩看護師はもう余裕で夜勤をこなしているのかと思いきや、実はそうではありません。

いくつになっても夜勤と言うのは不安なものなんです。

最初の2~3年は様々な処置も自分一人でできるようになって、何とか夜勤がこなせている状況です。

そんな中で患者が急変したり、何らかのトラブルで予定通りに業務がこなせなくなってしまうと、正直言ってパニックになります

ベテランの看護師だって同じです。日勤をやっていて、「あ~なんか、この患者さんそろそろ危ないかも…」と思っている時の夜勤に当たると、やはり不安なものなのです。

夜勤への不安を解消するにはイメージトレーニングが大事

夜勤に入るのが怖いのは、新人看護師であれば当然のことです。

夜勤で独り立ちするために、様々な研修に参加し、夜勤に入るための知識を補充していきます。

そして、いよいよ夜勤に入るとなったなら、自分が夜勤でどのように動くのかを、イメージトレーニングをしてみるといいですよ?

あなたの職場でシャドーイング(夜勤見学)があれば、それだけで、夜勤の大体の流れがイメージできると思います。

まず最初に申し送りを聞いて、簡単な打ち合わせ、それがすんだらラウンドをしながら患者さんにご挨拶……というように、できるだけ具体的に頭の中でイメージトレーニングをしてみます。

大切なのは、通常の(予定外の事が何も起きなかった)時のシュミレーションと患者さんの急変であったり、事故であったり、何らかの突発事故が起こった時のシュミレーション2パターンをイメージトレーニングしてみることです。

あとは「何とかなる!」と思い込む

肝心なのは、どういう事が起きたら先輩看護師に相談するのか、自分で処理できるのかを明確にしておくことです。

そして、まず自分で判断するのは難しいと思ったら、すぐに先輩に相談すれば、大体の事はなんとかなります。

そう、「何とかなる!」と思うことが大事なんですね。

新人看護師の夜勤導入に向けた判断基準とチェックポイント

新人看護師に限らず看護師の夜勤は、身体と精神にとてつもない負担をかけています。

そのため、厚労省から看護師の夜勤労働時間を削減するように通知がされました。

今までは夜勤時間が80時間を超えるのが当たり前だったのに最近では72時間以上は夜勤ができない病院がほとんどです。

要するに、夜勤人員確保のためにも、新人看護師には早く夜勤に入って欲しいという希望があるんですね。

色んな研修や評価基準も、夜勤導入を見据えたもの

病院や施設には、それぞれ「新人看護職員教育プログラム」というものがあり、そのプログラムに応じて様々な研修項目を準備し、実施しています。

それらの研修で学ぶ内容は、どれも新人看護師が夜勤を含め、早く独り立ちできるように支援する内容になっています。

そういう様々な研修を受けながら、新人看護師のあなたが夜勤に入れそうかどうかを、プリセプターや先輩看護師はいつも注意しながら見ています。

あなたがどの程度まで出来ているのかを確認し、師長や主任に次のステップにいけるかどうかを進言しているんですね。

新人看護師の夜勤導入判断基準(夜勤に入れるかどうかのチェックポイント)

1.日勤帯での仕事がある程度スムーズにできているか?

必要最低限の看護技術が実施可能で、与えられた業務量をこなせているか、残業が少ないか。

2.先輩看護師との連携がとれているか?

先輩とのコミュニケーションがスムーズで、連携がきちんと取れているか?先輩へ現在の自分が置かれている状況を端的に説明でき、患者の状態報告や相談がきちんとできるか。

3.状況判断が適切か?

普段あるべき状況(正常な状態)が把握できており、異常な状態との見分けがつく。危険予知がある程度でき、自分がやるべき行動を適切に判断できるか。

4.優先順位を判断できるか?

2つ以上の物事の処理を目の前にした時、今自分が、何を先にやるべきかを判断できるか。

すごく簡単に夜勤導入の判断基準を挙げてみました。(細かいことを言ってしまうと、もっと沢山あるんですが、診療科目や職場によっても違いますので、そちらは今回は省略しますね)

「え?たったこれだけ?」と思った方もいるかもしれませんが、これが意外に難しいんです。

これらをクリアし、3か月目ぐらいから夜勤を導入し、半年以内に独り立ちするのが目標になります。

ただし、独り立ちが出来る目標時期の設定は、入職した職場が大学病院か公立病院か、私立病院かでも大きく異なりますのでご注意ください。

新人看護師の夜勤導入開始の時期はいつから?導入方法は?

新人看護師の夜勤導入は通常、入職して2か月はありません。

その2か月の間に仕事に慣れ、日勤帯の通常業務が一人で出来るようになることに専念してもらいます。

4月に入職したとすれば、5月ぐらいまでは慣れることがメインです。

ですが、この夜勤の導入開始時期は非常に判断が難しく、入職した職場によっても準備期間の長さや手順が微妙に違うのも事実です。

慣れるのが早ければ4月の後半にはシャドーイングという、夜勤の見学に入る場合もあります。

通常はこのシャドーイングを数回(職場によって2~8回と回数に差があります)し、次に見習いとして先輩看護師と一緒に夜勤に入ります

この時はあくまでも見習いなので、先輩の動きを見ながら、簡単な手伝いをします。

この見習いを2~3回し(こちらも5~6回はするという場所もあります)、次に自分がメインで夜勤をして先輩にフォローしてもらいながら夜勤に入ります

ここで先輩看護師からOKが出れば初めて夜勤の独り立ちです。

昔はかなりのスパルタ導入だった

私が新人看護師だった頃(30年ほど前)はシャドーイングという見学スタイルはなく、見習いも2回で、3回目からは独り立ちでした。

要する入職後2ケ月目にはもう夜勤で独り立ちさせられていたわけですから、どれだけスパルタだったかがわかりますよね。

ここ最近の夜勤導入の目安は、見習い業務を2か月目ぐらいから開始し、7月の後半から8月ぐらいに独り立ちできれば良い方です。

この導入時期には個人差があり、見習いが半年後から開始という人もいます。

その分独り立ちは遅れてしまいますが、焦る必要はありません。

研修内容を復習したり、先輩にどういう学習法を取り入れたら良いか等のアドバイスを受けながら、自分のペースで夜勤に臨んでいきましょう

新人看護師が夜勤でスムーズに独り立ちが出来るようになるためのポイントは?

新人看護師が夜勤の独り立ちを上手にするには、ただ何となく夜勤の見学や見習いをすればいいという訳ではありません。

1回1回のシャドーイングや見習いを大事にし、きちんと振り返りをして、次に活かすようにしていきましょう。

タイムスケジュールの管理をしよう

夜勤の開始時間はほぼ同じかもしれませんが、消灯までに処理しなければいけない業務が片付かないようであれば初めのうちは少し早めに来て、準備ができるものは早めに準備しておくというのも一つの手段ですね。

そして朝の採血や処置がどのぐらいのボリュームであれば時間内にこなせるかを、タイムスケジュール形式でノートに整理しておきます

夜勤と日勤の違うところは、日勤の場合は業務が残って残業しても、夜勤帯にはさほど迷惑は掛かりませんが、夜勤の場合は夜勤帯で業務が終わらないと確実に日勤帯の業務に迷惑をかけるという点です。

ですから、夜勤帯の業務が遅れて日勤者に迷惑をかけないように、タイムスケジュール表で、閉め時間にきちんと業務が終了するように計画を立てて行動しましょうね。

新人看護師の夜勤導入が上手くいかなかった時の解決策は?

新人看護師の夜勤導入が上手くいかない場合の解決策について、次にお話しします。

新人看護師のあなたとしては、プリセプターと夜勤を独り立ちできるように目標を設定し、それに向かって様々な努力をしていることと思います。

それでも、中々良い評価が出ず、思うように夜勤に入れない事もあります。

夜勤の独り立ちができる速さは人それぞれ

私の病院でも、1年経ってまだ夜勤に入れていない新人看護師もいます

個人の能力には差があって当然で、他の新人看護師より夜勤の独り立ちが遅いからと言って落ち込むことはありません。

たまたまあなたの配属された部署の医療レベルが高く、そのレベルに引き上げるため、あなたの評価が低いだけかもしれません。

普段の日勤業務はきちんとこなせるのに、夜勤となると緊張して舞い上がってしまう…というメンタル的な理由が原因の場合もあるでしょう。

職場の教育体制に問題のある場合もある

逆に、勤めている職場の人材不足などが原因で、未だに昔のスパルタ式の夜勤導入をしている場所もあります。

見習い期間も不十分なまま、短期間で夜勤導入をするなど、教育体制がきちんとしていない場合は、もうあなたにはどうすることも出来ません。

そうなると、夜勤に入ることに不安を抱えるのは当然でしょう。

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今の職場の夜勤導入評価基準に疑問がある、もしくは夜勤導入の方法そのものに問題があると感じているあなた、また、夜勤に入れないのはへこむし辛いというあなたには、一度環境を変えてみることをお勧めします。

夜勤導入の評価基準や導入方法そのものに問題がある場合は、そういう問題のない職場や、夜勤自体が少ない、日勤がメインの手術室や透析室、急変処置の少ない療養病棟や外来などで仕事をしてみるのも一つの方法です。

「でも、夜勤ができないことを理由に転職するなんて、恥ずかしいし次の職場なんて簡単に見つからないんじゃないかな?」と、不安に思うかもしれません。

そういう時に手助けをしてくれるのが転職コンサルタントです。

きっとあなたに合った良い就職先を探してくれます。

看護師の転職サイトに登録し、自分に適した職場を探してもらうといいですよ。

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執筆者情報

ナースの楽園編集部
ナースの楽園編集部
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