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老人ホームに看護師が転職する際の必要な知識と心構え

更新:2018/12/26

[転職]

老人ホームに看護師が転職する際の必要な知識と心構え

こんにちは!Kaorunです。いつもお仕事お疲れ様です!

老人ホームへの看護師の転職についてが、今回のテーマです。

「老人ホームって楽そう!暇そう!」

「老人ホームって気になるけど、どんなところか分からないよね!」

そんな会話を耳にすることは多いです。

皆さんも一度はこんな会話したことありますよね?

老人ホームと一口に言っても、その種類は実に様々……。

知らないと損をする情報と、大事な心構えをこっそりと教えちゃいます!

老人ホームに看護師が転職するケースは何故増えてるの?

老人ホームに看護師が転職するという話を、近頃よく耳にします。

看護師と言えば病院で白衣を纏い、テキパキと点滴や注射をこなしている姿を思い起こす人が多いはず……。

でも最近、そんな病院勤務を避けて、老人ホームに転職をする看護師が増えているんです。

それは何故でしょうか?

原因は高齢化の進む社会的背景

日本は劇的な速さで高齢化が進んでいる国です。

今現在我が国の4人に1人は高齢者だとされていますが、2030年には3人に1人が高齢者になると言われています。

そんな高齢化社会に向けて、今老人ホームがどんどん増えていて、その雇用条件も実に様々になっています。

探し方ひとつで、看護師の働きやすい理想の職場が見つかる事もあるので、今穴場的存在が老人ホームだと言われています。

もう嫌だ……心が擦り切れてしまう現代医療

現代の医療は、輸液ポンプに吸引器、モニターや心電図、人工呼吸器などなど、とにかく医療機器が多く、何でも機械に頼らざるを得ない状況に陥っています。

ナースコールやモニターのアラートが鳴り響く中、事故が起きないように気を張り詰めながら仕事する毎日。

「私たちは何のために看護をしているの?これじゃ、単に医療機器にこき使われているみたいじゃない……」そんな看護師の嘆きをよく耳にします。

こんな現代医療に疲れたナースが、最終的に「憩い」を求めて選ぶ場所が、老人ホームなのかもしれませんね。

老人ホームに看護師が転職する際に知っておきたい、老人ホームの種類

老人ホームに看護師が転職するにあたっては、知っておいてほしいことがあります。

老人ホームと言っても、その種類は色々です。

 

自宅で介護が出来ない高齢者を行政が擁護する「養護老人ホーム」、常に介助が必要な高齢者が入居する「特別養護老人ホーム」、無料(または低額)で日常生活をサポートする「軽費老人ホーム」、介護と生活支援を行う住宅型の「有料老人ホーム」があります。

そんな老人ホームの種類別に、簡単な違いをご説明しますね。

環境的、経済的に困窮した高齢者の入所施設…「養護老人ホーム」

養護老人ホームは、介護が必要かどうかは特に関係なく、現在おかれている環境では生活することが難しく、経済的にも問題がある高齢者を養護するための施設です。

入居するためには次の条件が必要です。

1. 65歳以上

2. 伝染病などの疾患がない方(健康な状態であること)

3. 長期入院を必要としない方

4. 家族や住居の状況など、現在おかれている環境の下では在宅で生活するのが難しい方

5. 高齢者の経済的理由によるもの(その方の属する世帯が次のいずれかに該当する方)

a.生活保護世帯

b.市町村民税非課税世帯

c.災害その他の事情により、生活の状況が困窮していると認められる世帯

このように養護老人ホームは、あくまでも環境的、経済的に困っている高齢者を「養護」することが目的の入所施設です。

老人福祉法に基づいて、市区町村が職権により入所させる場所になります。

利用者数によって働く看護師数が変わりますが、ほとんどの職場は1人です(100人以下は1人という基準です)。

養護老人ホーム

要介護高齢者のための生活施設…「特別養護老人ホーム」

特別養護老人ホームは、介護保険で要介護認定を受けた方が、介護を受けながら生活するための施設です。

入所の条件としては養護老人ホームの1~3に加え、介護認定で要介護3~5が必要です。

経済的な問題は該当しません。

特別養護老人ホームは、介護保険の施設サービスとして、利用者が介護認定を受けた後に、利用したい施設に直接申し込みをして契約をします。

要介護3~5ということで、寝たきりの方が多く、介護をメインとした施設と言えるでしょう。

こちらも利用者数によって必要な看護師数が変わります(25人以下で1人、60人以下で2人、80人で3人……という形です)。

特別養護老人ホーム

自立した日常生活の営みに不安の有る方が入所する…「経費老人ホーム」

経費老人ホームは、60歳以上(夫婦の場合は、どちらか一方が60歳以上)で、身の回りの事は自分で対処できても、身体機能の低下などで、日常生活を一人で営むことに不安の有る方が入所する施設です。

利用者の生活費に充てることのできる資産や所得、仕送りなどの合計が、施設利用料の2倍程度(35万円)以下の額であることが条件になっています。

車椅子の方などはいらっしゃいますが、比較的介護度としては低い方が利用しています。

看護師の数は利用者の数によって変わりますが、殆どは1人(利用者130人以下)で、多くても(利用者130人以上で)2人といったところです。

3種類から選べる介護付き住宅…「有料老人ホーム」

有料老人ホームは、入居者に介護サービスを提供し、心身ともに快適に過ごしてもらうことを目的に作られた民間企業が運営している老人住宅施設です。

入居可能な年齢は65歳以上の場所が多いですが、50歳以上であれば可能と言う場所もあります。

入所にかかる費用は、一時入居金が0円~数千万円とかなりの幅があり、月額利用料は12~30万円程度とされています。

「介護付有料老人ホーム」、「住宅型有料老人ホーム」、「健康型有料老人ホーム」がありますが、スタッフが常駐するのは介護付有料老人ホームになりますので、看護師が転職する場合は主にこちらになりますね。

老人ホームに看護師が転職する際に気になるお給料

看護師が老人ホームへの転職をするとしたら、個人的にお勧めなのは有料老人ホームです。

勿論、お給料が他の老人ホームより良いのが理由ですが、実は特別養護老人ホームも養護老人ホームも、実際に努めている看護師の話を聞くとかなり悲惨です。

正直お勧めできる物件ではありません……。

どちらの施設も看護師より介護職の方が多い訳ですが、看護師の方が介護職よりもお給料が良いという理由で「たいした仕事もしないくせに、給料ばっかもらう、ぼったくり看護師!」と虐められるとのことです。

有料ホームの場合は、介護職もそれなりの収入があるため、他職種とのトラブルも少ないので、お勧めですよ。

通常、有料老人ホーム以外の老人ホームで看護師が働いた場合、そのお給料は300万円~400万円とされていますが、有料老人ホームの場合、500万~600万円のお給料を支払う場所もあります。

要は利用者が支払う金額が高額になるため、看護師のお給料も多めになるケースが多いんですね。

有料老人ホームでも月のお給料に差が出やすいという事実

有料老人ホームで働く看護師の平均月収は20万円~35万円程度で、平均ボーナスが70万円程度、年収に換算すると350万円~500万円程度とされています(非常勤の場合は時給1500円~2000円越)。

働く場所により夜勤があったり、オンコール制を導入している施設もあるので、その場合は当然収入も多くなります。

有料老人ホームは民間企業や病院などの団体が運営しているケースが多いため、月々のお給料やボーナスに大きな差が出てきます。

気になる案件があれば、夜勤バイトから始めるのもあり

看護師にとって老人ホームとは未開の地同然です。

働く場所によって仕事の内容も量も違ってきますし、お給料も変わってきます。

本当に自分でその内情を確認するまでは、お給料に見合った仕事量なのかを判断するのは難しいと言えます。

ですから中には、お目当ての有料老人ホームを見つけたら、まず夜勤バイトをしてみたり、有料老人ホームへの看護師の派遣で、パートで働いてみたりして、内情を自分の目で見てから本格的に就職するかどうかを決めるという人もいるほどですね(ちなみにバイトは時給1500~2500円で、一晩30000円を超す所もあります)。

老人ホームに看護師が転職した場合の具体的な仕事内容

老人ホームに看護師が転職した場合、どのような仕事をするのか、その仕事内容について説明をしましょう。

主な仕事は「入居者の健康管理」

有料老人ホームで看護師に求められる役割は、「入居者の健康管理」です。

入居している方全てが高齢者ですから、当然様々な持病を持ちながら生活をしています。

普段は入居者のバイタル測定服薬管理喀痰吸引褥瘡処置、糖尿病の方の血糖管理経管栄養をしている方がいる場合はその管理等が主な仕事になります。

看護師の数は少ない

介護付有料老人ホームの看護師の人員基準は、入居者数によって看護師の人数が決められています。

入居者が30名までは1名、31~80名までの施設は2名、81~130名までの施設は3名と少な目です。

病院とは違い医師が常駐しているわけではありませんので、医師は契約制で、クリニックや病院の医師が担当医になっている事が殆どです。

そのため、主な健康面での管理は全て看護師に任せられています。

他職種との連携が大事!

入居者の状態をしっかりと把握し、何か変化があった時には迅速に対応する必要があります。

緊急時に、スムーズに医療機関に対応してもらうことも重要ですから、介護職員やかかりつけ医との綿密な連絡は欠かせないようです。

老人ホームに看護師が転職した時の主な悩みは他職種との摩擦

老人ホームに看護師が転職した場合、どんなことに悩みやすいのでしょうか?

老人ホームで働く場合は、少ない看護師が大勢の介護職員と協力して仕事をしなければなりません。

そこで出て来る悩みは、やはり人間関係です。

大多数の介護職との摩擦

有料老人ホームをはじめとした多くの老人ホームは、そのスタッフのほとんどを介護職が占めています。

ですから少人数派の看護師は、介護職に指導しなければならない立場でありながら、その大多数の意見に屈してしまう事が多いようです。

感染防止の立場であったり、褥瘡防止の立場であったり、今まで病院では常識としてまかり通ってきた内容が、老人ホームでは通らないこともしばしばだとか……。

お給料の所で少し話題に触れましたが、介護職から見れば、看護師は楽な仕事しかしないくせに高いお給料をもらうという事で、あまり面白くない存在のようですね。

病院では当たり前だった常識を一度リセットする

例えば、病院では湯水のごとく使っていた衛生材料も、老人ホームでは節約して使わなければなりません。(要するに、無駄遣いは全て入所者のお財布に直接影響してしまうからです。)

それと同じような違いが、病院と老人ホームにはいくつもあります。

介護職の当たり前は看護師にとって非常識ですが、看護師の当たり前も介護職からしてみたら非常識に見えているんですね。

ですからお互いの考え方の違いを、どうやって感情的にならずに話し合いで折り合いを付けて行くかが、老人ホームで仕事をしていく中でとても大事な鍵になるのだと思いますね。

どうしたら介護職と上手くやっていけるのか?

……これは施設看護師の永遠の悩みとも言えるようです。

老人ホームに看護師が転職する理由は、やはりやりがいと余暇の充実

老人ホームに看護師が転職するケースがそれでも多いのには、理由があります。

人間関係に悩みの多い老人ホームでの仕事ですが、根強く看護師に人気があるのは、高齢者とじっくり関われることへのやりがいと、定時で帰宅でき、時間の拘束時間が短い事での余暇の充実にあるようです。

ワークライフバランスがとりやすい

有料老人ホームの場合、ほとんどの施設は夜勤がなく、残業時間もほぼありません

拘束時間が短いために余暇を自由に使え、ワークライフバランスがとりやすい事が第一の魅力と言えるでしょう。

中にはオンコール体制を取っている場所もありますが、月に3~4回と少ないケースが殆どで、実際に出勤することは殆どありませんので問題ありません(オンコールは休日と夜間の両方ありますが、職場によって時間単位だったりと色々違いますので、面接の際に確認してくださいね)。

入居者とじっくり関われて、落ち着いて仕事が出来る

よく老人ホームに努めている看護師のブログなどにも書かれていますが、本当に時間がのんびりと過ぎていくのが特徴のようです。

当たり前のことではありますが、高齢者の方ひとりひとりの生活に関わりながらじっくり関わっていけるので、やりがいもあり、心が落ち着きます。

また介護に関するスキルも伸びますので、これから先、自分の家族の介護をする際にも知識や技術が生かせます。

看護師の仕事にブランクがあっても就職しやすい

子育てが一段落して、久しぶりに看護の仕事に戻りたいというブランクのある看護師でも、安心して仕事に就くことが出来ます。

そして、入居者の方やご家族などと関わることでコミュニケーっションスキルもアップしますので、看護師としてだけでなく、一人の人間として成長できる良い職場だと思います。

職場に季節感がある

有料老人ホームでは、その季節ごとのイベントや催し物も豊富です。病院で働いていると忘れてしまいがちな季節の移り変わりが実感でき、心が思わずほっこりします。

「あぁ……人として仕事ができているなぁ……」と実感できる素敵な環境なんですね。

老人ホームへ看護師が転職する際は転職コンサルタントに相談してみる

老人ホームへ看護師が転職する場合についてお話してきましたが、いかがでしたか?

ワークバランスが取りやすくてやりがいもある、ブランクがあっても就職できて季節感も感じられる暖かい職場……そんな場所で仕事がしたいと思いますよね?

でも、ここで一つだけ問題があります!

先に話に出たように、老人ホームには様々な種類があって、お給料も施設によって全く異なります。

「老人ホームの求人」で探しても、その施設によってはとんでもない「ハズレ」を引いてしまう事があるんですよ……。

条件の良い老人ホームは求人が出にくい

まず、ブラックな施設ほど看護師がコロコロと変わって定着しないため、看護師の募集が頻回にあります。

加えて、業務量が少なく、お給料の良い有料老人ホームの場合は、中々退職者が出ずその上定員も少ないために求人が少ないというのが事実です。

要するに、条件の良い職場こそ探すのが難しいという事ですね。

新設の老人ホームは大々的には求人を出さない

また、条件が良い新設の有料老人ホームなどは、公の場に求人を出すとあっという間に定員が埋まってしまうために、面接の手間を省くため求人を専門業者に委託するケースが多いんですね。

ですから、条件の良い老人ホームに転職を考えるのでしたら、有料老人ホームの案件が多い転職サイトに登録し、転職コンサルタントに探してもらうのが手っ取り早いんです。

お給料や仕事の内容など、事細かにヒアリングして希望に合った転職先を探してくれますから、お勧めですよ。

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執筆者情報

ナースの楽園編集部
ナースの楽園編集部
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